驚くことにかつて人間が家畜を連れてくるまでは、ニュージーランドの大地には肉食の哺乳動物は一匹たりとも存在ませんでした。よって鳥たちは、天敵がいなかったため、のびのびと繁殖してきました。何かに襲われる心配がなかったため、国鳥キウイのように飛ぶことを やめてしまった種も少なくありません。
ニュージーランド人は自然、環境保護問題に関心が高く、特に原子力、 森林保全、捕鯨問題等に比較的敏感だと言われています。
キャンプや釣り、カヤッキングなど、ありとあらゆる自然を舞台にした活動を愛する国民性であるがゆえに、資源を有効に活 用し自然を壊さない努力は惜しみません。そのためか国内に存在するリサイクルショップの数はたいへん多いです。またガレージセールも非常に盛んに行われており毎週土曜日には、どんな小さな町でも必ずと言っていいほどガレージセールが開催されます。
■英語
ニュージーランドの英語は、イギリス統治を経た歴史からイギ リス英語に近い英語です。 一般的に日本の教育現場では、アメリカ英語が使われているので初めはアクセントの違いに少し戸惑うかもしれません。しかし、もちろん同じ英語ですので通じないことはありませんし、1ヶ月もせずに耳が慣れてきます。アメリカ、イギリス、ニュージーランド英語の違いがかわかるようになればたいしたものです。
■治安
海外で生活するに当たり、治安のことを第一に考えられると思います。その点ニュージーランドは安全な国として有名です。田舎に行くと今でも外出時に鍵をかけない家もありますし、近所づきあいもありあまり目立った事件もありません。また銃器の所持はライセンスが必要ですし、一般人が普段銃を携帯することも許されていません。テレビや新聞を見ていても、国内で起こった犯罪ニュースはまれで事件の少なさを象徴しています。
■物価
治安もそうですが、ニュージーランドの物価は主な英語圏(アメリ カ、カナダ、イギリス、オーストラリア、ニュージーランド) の中で一番安いとされています。生活費と同様に、授業料なども英語圏で最も安く、おのずと留学費用を抑えることができます。
■気候
ニュージーランドは四方を海に囲まれている、海洋性気候(例:ロンドン、ベルリン)です。
南島中央部の人里離れた場所以外は、厳冬も酷暑もなく、一年を通して温暖です。
日本のような季節の変化はありませんが『1日の中に四季がある』と言われるだけに服装には注意しなければなりません。季節を問わず朝夕は冷え込みます。冬の季節になると、地元の学生たちは学校へ行くとき、朝方寒いのでジャケットなどを着ていき、昼間には強い日差しが射すのでTシャツ一枚になる ことも少なくはありません。
最も温かい季節は12月から3月で、最も寒 い季節は6月から9月です(南半球に位置するため、日本と逆の気候)。北に行くほど気温は高くなり、夏には亜熱帯気候(例 ・ハワイ、沖縄)になる所もあります。
冬にサザンアルプスと北島中央部の山岳地帯で大雪が降りますが、標高の低い地域では、南島南部を除いて、雪が降る場所はほとんどなく、降っても すぐに消えてしまいます。
夏は全国的に日差しが強く、外で長時間活動するときなどは、帽子をかぶる、日焼け止めクリーム を塗るなどして、紫外線予防対策が必要です。
ニュージーランド の天気予報は気象庁のウェブサイトで調べることができます。
■医療
ニュージーランド国内の保険医療費は、政府が補助(税金の4分の3以上)しているので国民または、永住権保持者は基本的に無料となっています。
例えば、公立病院での入院、外来治療、デイケアの費用は無料です。高齢者を対象にした無料の 長期在宅ケアもありますが、それを受けるには所得や資産の審査が条件になっています。
いっぽうで私立病院での医療・外科治療を受ける場合、公立病院と異なり治療費や入院費は患者持ちとなるため、多くの国民が民間の医療保険に加入しています。
さらに各家庭では、GP(General Practitioner)と呼ばれるホームドクターをあらかじめ決めておき、緊急時を除き、GPの紹介により総合病院や専門医にかかることが一般 的となっています。診察後、医者から処方せんをもらい、町の薬局(Chemist、Pharmacy)で薬を調合してもらいます。
GPの診療時間は、大きな都市を除き 一般的に、平日は9時〜17時、土曜は午前中のみの診療または 休診、日曜および祝祭日は休診しています。
日本からニュージーランドを訪れる際の保険について、留学生の場合政府によっては必ず保険へ加入しておくことが定められています。また旅行者など留学目的以外でニュージーランドを訪れる場合、保険の加入は個人の判断に任されます。いずれにしても医療費が高額となる場合があるので、医療保険には必ず入っておく必要があります。
■文化
歴史的背景からニュージーランドの生活習慣はイギリス(およびアイルランド等)の文化や習慣を色濃く残し、同じ移民国家であるオーストラリアに比べると 、祖先の出身国の伝統・文化を堅持する意識・姿勢が強いと言えます。
イギリスよりイギリスらしいと言われるクライストチャーチ。スコティッシュな街ダニーデン。一瞬ヨーロッパにいると錯覚しそうな街並みが数多くあります。
国民の生活は一般的に質素であり、余暇の過ごし方も、スポーツや日曜大工、ガーデニング、キャンプ、釣りなどのアウトドアー活動が好まれます。今日ではこれらの欧州的文化に先住民マオリの文化が融合して決して他の国にはない独特の雰囲気があります。
最後に、ニュージーランド人独自の特徴として、平等主義・思想が徹底しており、あらゆる特権・階級主義(思想)に強く反発する傾向があります。
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